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海の恵みをたっぷりと味わう「ペスカトーレ」──名前の意味とそのルーツ

イタリア料理好きなら一度は耳にしたことがある「ペスカトーレ」。
その響きから、なんとなく“魚介のパスタ”というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

実はこの言葉、「漁師」を意味するイタリア語「pescatore(ペスカトーレ)」に由来しています。
つまり「スパゲッティ・アッラ・ペスカトーレ(Spaghetti alla Pescatore)」は、「漁師風スパゲッティ」という意味を持ちます。

漁師のまかないから生まれた一皿

この料理のルーツは、地中海沿岸の漁師たちが、その日に獲れた魚介を使って作った素朴な料理。
港に戻った後や、船の上で手早く作っていたとされる“まかない飯”が起源です。
エビやアサリ、イカ、ムール貝など、その時手に入った海の幸を、トマトソースや白ワインでサッと仕上げる──それが本来の「ペスカトーレ」です。

素材勝負のこの料理は、イタリア中に広まり、やがて世界中のレストランの定番へと発展していきました。


ご自宅で楽しむ「ペスカトーレ」レシピ(参考)

現在、プラナバルカではペスカトーレは不定期メニューとなっており、
メニューに並ぶことは多くありません。

それでも「海の香りが恋しい…」という方に向けて、ご自宅でも楽しめるレシピをご紹介します。


基本のペスカトーレ・ロッソ(トマトベース)

  • スパゲッティ … 160g
  • 塩(ゆで用) … 適量
  • アサリ … 160g
  • イカ … 100g
  • エビ … 4尾
  • ホタテ … 4個
  • ニンニク … 1片(みじん切り)
  • 赤唐辛子(種を抜く) … 1本
  • オリーブオイル … 大さじ1
  • 白ワイン … 45ml(大さじ3)
  • トマト缶 … 1袋(295g)
  • 塩・胡椒 … 適量
  • オレガノ … 適量(みじん切り)

作り方(抜粋)

  1. たっぷりの熱湯に塩適量(水1リットルに塩10gが目安)を加え、スパゲッティを規定の時間ゆで、ざるに上げる。
  2. いかはわたと皮を取り、8mm幅に切る。えびは背わたを抜き、殻をむく。
  3. あさりは砂出しをして、殻をこすり合わせて洗う。
  4. フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を熱し、香りが出てきたら(2)を加えて炒める。
  5. (3)を加えて白ワインをふり、トマトソースを加え混ぜ、ふたをして1~2分煮る。
  6. あさりの口が開き、えびに火が通ったら塩、こしょう、あればオレガノなどで味を調え、(1)を絡める。

🔗 引用元:キッコーマン ホームクッキング
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00000616/

※上記のレシピは参考情報であり、当店のレシピとは異なります。


次回は、さらにロマンの詰まったイタリアのドルチェをご紹介予定です。
どうぞお楽しみに。

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